オセロ記憶術でエックス線作業主任者に合格する

エックス線作業主任者の勉強を効率的に行うなら、いくつかの記憶術を知っておいて損はありません。
そのひとつとして私が提唱するのが、オセロ記憶術です。
オセロとは皆さんご存知の通り、白と黒が表裏一体となった駒を使ったボードゲームです。この駒のように、情報を表裏一体にして覚えてしまうのがオセロ記憶術です。
対になる情報を知る
エックス線作業主任者の試験問題を分析すると、対になっている情報が存在します。たとえば、次のようなものです。
「時定数が大きい場合」と「時定数が小さい場合」
「確率的影響」と「確定的影響」
「直接作用」と「間接作用」
これらは一方が白で、もう一方が黒というように、対極になっている情報なのです。
こんな内容はオセロ記憶術を使う
対となっている情報は、次のように入れ替えた状態で試験に出されることが多々あります。
(2)制動エックス線は線スペクトルである。
上記の(1)(2)は共に誤っている選択肢で、主語がそれぞれ入れ替わっています。ですから、正しい選択肢としては、次の文章になります。
(2)特性エックス線は線スペクトルである。
対となっている情報は、このようにそれぞれが入れ替わるだけで、選択肢が構成されています。
「制動エックス線」と「特性エックス線」とは、対となっている情報です。ですから、勉強するときにそれぞれを引っ繰り返して、「正しい選択肢なのか?誤っている選択肢なのか?」を判断するのです。
こうすれば2つの情報を関連付けられて、表裏一体のセットで覚えられるため、試験でも使える記憶となるのです。
オセロ記憶術のメリットとデメリット
最後に、オセロ記憶術のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
まず、メリットとしては、短いセンテンスや単語といったポイントを中心に覚えるため、記憶が強固なものになり易いことです。
また、1度に2つの情報を覚えられるので、2つの情報を短時間で記憶することができます。
一方でデメリットとしては、対となっている情報にしか使えないため、使用できる範囲が制限されることです。
また、対となる情報を探すのにも、慣れが必要になります。
とはいえ、試験勉強ではとても有効な記憶術になりますので、勉強をしていく中で、対にある情報が分かれば、オセロのように表裏一体で覚えると効率的な学習ができるでしょう。
記憶法に関連する記事もまとめていますので、興味があればご覧ください。
⇒4つの記憶法で凡人がエックス線作業主任者にスピード合格
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